母乳育児の産院選び
子供が生まれたら母乳で育てようと決めていました。
母乳育児に熱心な産院を選択。
決め手は以下の3点。
・カンガルーケアあり
・生まれたその日から母子同室
・赤ちゃんに優しく、ママに厳しいスパルタ指導
日赤の発行している、はぐくみ通信には下記のように書いてあります。
母乳育児成功の秘訣
<出産直後>
出産後すぐにお母さんと赤ちゃんが肌と肌で触れ合える環境で過ごした赤ちゃんは、お母さんと分離した環境にいる赤ちゃんよりも受けるストレスが少ないことが知られています。
出生後できるだけ早い時期におっぱいを吸った赤ちゃんの方がその後長く母乳育児を行った、という研究結果も出ています。
生まれて初めて口にするものが おっぱいであることは、その後の授乳にもいい効果が生まれます。<産後>
赤ちゃんがおっぱいを吸う刺激で母乳を作るプロラクチンが脳から出て、母乳がたくさん作られます。
まずは、はじめの 1 日は 14~15 回。その後の 2~3 日、1ヶ月と、どれだけ頻繁に授乳したかがその後の母乳の出方を左右します。
初日は母体を休めるため、赤ちゃんを預けることができる産院もありますが、
初日が大事だとするとその日から母子同室でおっぱいをあげるのがいいかなと思いました。
また、ママに厳しいスパルタ指導も、退院後スムーズに母乳育児ができるかなと思ったからです。
では実際、どうだったか?
産院のスパルタ指導のおかげで、退院後はスムーズに母乳育児を始められました。
実際は「スパルタ指導」ではなく、「母乳熱心指導」で、看護師さんたち皆親切でした。今でも感謝しています。
入院中はおっぱいがでないし、ねれないしで精神的にも身体的にもつらくてつらくて人生最大に追い詰められて、ゾンビのようでした。。笑
でもその1週間を頑張ったおかげで次第に母乳が出るようになりました。
ちなみに、私は4人部屋にしたのですが、私の場合は他の子の様子がわかって励みになりました。
母乳育児 お産入院中
お産から経過した日 | 授乳 | 赤ちゃんの体重(前日比) | 出来事 |
入院1日目(お産当日) | カンガルーケアでは飲まず。
4時間後に授乳を試みるが飲まず。 |
3342g | 【息子】出産から6時間後、羊水を吐く。
【私】その時に動いたせいで2Lの多量出血。 |
入院2日目 | 輸血と新生児検診のため、夕方から授乳開始。
16時、18時半、20時、23時、0時 |
3216g (ー126g) | 【私】昨日の出血で夕方まで輸血、点滴などを行う。
【息子】新生児検診 便3回、尿2回(レンガ尿) |
入院3日目 | 2時搾乳、6時と7時に授乳するも飲まず。
8時、8時半、9時半、11時、12時、13時、15時、16時、17時、19時、21時、22時 |
3108g (ー108g) | 【私】抗生剤の点滴終了。
【息子】14時 聴力検査 便1回(緑)、尿2回(レンガ尿) |
入院4日目 | 1時、2時、3時、5時、8時、9時、11時、12時、13時、14時、15時(+搾乳)、16時、19時(+搾乳)20時、21時、22時、23時(+搾乳分使用) | 3020g (ー88g) | 【私】シャワー解禁。貧血悪化。
【息子】便2回、尿1回 |
入院5日目 | 0時、1時、4時、5時、6時、11時、12時、13時、14時、16時半、18時半、20時、21時(+搾乳分使用)、22時(+搾乳)、23時、23時半 | 3034g (+14g) | 【私】15時 沐浴指導
【息子】ようやく授乳で寝るようになる。尿2回、便4回 |
入院6日目 | 1時、2時、2時半、3時、4時、4時半、6時、10時、12時(搾乳)、14時、16時、18時半、20時、22時、22時半 | 3070g (+36g) | 【息子】吐血で様子見。先天性代謝以異常検査
黄疸の数値の様子見で退院日1日延長。 尿1回(レンガ尿)、便2回(緑) 【私】息子の入院延長に合わせて、私も1日延長。(母乳のため) |
入院7日目(追加入院) | 0時半、3時(+搾乳分使用)、4時、5時、6時、9時半、11時、12時半、14時半、17時半、18時、20時、22時、22時半 | 3178g (+108g) | 母子ともに退院。
【息子】尿7回、便4回(緑) |
輸血は必要な処理ですが、母乳に影響があるかもって一度拒否。
でも2Lの出血だと輸血は必要、母乳への影響は心配しなくてよい、と先生に説得され、夫に相談してしぶしぶ承諾。
その後元気になったので、輸血してよかったです。
輸血に備えて事前に自分の血を取っておく賢明な人もいるようですが、
私は輸血するなんて思ってもいなかったので、考えも及びませんでした。
輸血で出遅れたので、その後の授乳を頻回にするよう頑張りました。
母乳の出ない、赤ちゃんの体重が下がる一方の2日目〜4日目が一番辛かったです。
赤ちゃんが寝てる間に自分の体を休めないといけないのに、
その時間は母乳の搾乳をしないといけないので、24時間起きているような状態でした。
赤ちゃんに母乳をあげないといけないので、なかなか簡単には預かってはもらえず、
優しく断られ、そうだよね、、と泣きながら次の授乳。
一度、精神的に限界を超えていて、泣きついて預かってもらった時は天国かと思いましたが、
少し寝たらすぐに赤ちゃんが戻ってきてまた現実に戻る笑
赤ちゃんが授乳で寝てくれるようになったのは退院間近の5日目。
「赤ちゃんの体重ふえてきましたよー頑張りましたね」と言われて、
母乳が入院中に少しでも出るようになったと、涙が出るほど心底ほっとしました。
そのおかげで、退院後の母乳育児がスムーズにいきました。
母乳育児 新生児期(1ヶ月検診まで)
退院から経過した日 | 授乳回数 | 赤ちゃんの体重 | |
退院から5日後(産院の育児サポート) | 9回 | 3506g(退院から1日平均65g増) | |
退院から3週間後(1ヶ月検診) | 8回 | 3955g (退院から1日平均35g増) | 「赤ちゃんの体重が1日平均35g増で良好。このままミルクなしで母乳育児を続けて大丈夫です。」と言われ一安心。 |
授乳回数 11〜15回(1回あたり15分〜30分)
尿 10〜13回
便 10〜15回
睡眠 8h〜13.5h
新生児期は、とにかく頻回授乳。
息子は尿も便も回数が多い方だったので初めは回数の多さにびっくりしましたが、
顔色もよく機嫌もよく体重も順調に増えているので問題なさそうでした。
母乳育児 1ヶ月後〜5ヶ月後(離乳食開始まで)
出産日からの経過日数 | 計測日(基本的に1週間ごと) | 体重(前回比・1日平均増加量) | |
1ヶ月半後 | 5/28 1ヶ月検診から14日後(産後健診) | 4470g(1ヶ月健診から36g増) | 赤ちゃんの体重は1日平均35g増で良好とのこと。
いつもはツブツブの母乳便が、1日だけ緑色の便だったので検診時に持参してみてもらうが問題ないとのこと。 切開の傷も綺麗になっているとのこと。 |
6/4 | 4782g(44g増) | 今まで夜中は授乳以外起きることはなかったが、初めて夜中の授乳後に起きていて寝ず。抱っこで寝るどころか笑ってご機嫌になるほど。 | |
6/11 | 4968g(26.5g増) | 1日を通してよく寝ており16時間睡眠。
ゴクゴク乳をのみ、ほとんど泣くことなくご機嫌な1日だった。授乳間隔が空き、8回未満(7回)になってしまったので、次からは3h超えないようにしようと思う。 |
|
2ヶ月後 | 6/18 | 5342g(46g増) | |
6/25 | 5490g(24g増) | ||
7/2 | 5812g(46g増) | ||
3ヶ月後 | 7/17 | 6444g(42g増) | |
7/23 | 6689g(40g増) | ||
7/31 | 6849g(20g増) | ||
8/6 | 7024g(29g増) | ||
8/13 | 7169g(20g増) | ||
4ヶ月後 | 8/20 | 7199g(5.5g増) | 8/14 乳がカチカチのため初母乳外来へ。
8/16 白斑が再発し、母乳外来へ。 8/18 授乳受け付けてもらえず、搾乳分を与える。母乳外来へ。 8/20 白斑がしぶとく、母乳外来へ。 8/25 母乳外来へ。母乳の出が元に戻る。 |
8/30 3ヶ月児健診 | 7365g(16g増) | ||
9/4 | 7536g(30g増) | ||
9/12 | 7700g(20g増) | ||
5ヶ月後 | 9/18 | 7729g(4.8g増) | |
9/23 離乳食開始 | 7895g(33g増) |
新生児期が終わり、1ヶ月半すぎ頃から3時間毎の授乳に落ち着いてきました。
欲しがる様子もなくなり、放っておけばそのまま3h超えて眠りそうで、そういうときは授乳時間になったら授乳していました。
吐くことも多くなりました。
以降、基本的に卒乳まで3時間毎の授乳を意識して、後半も6〜8回の授乳を続けました。
入院中から「飲むのが上手!」と褒められていましたが、最近はゲップが出ることなく時間が短くても上手に飲むことができるように。
また、今まで1日15回程の便の回数が激減。一度に大量にでるようになったので、まとめて出せるようになったのかな。
質(母乳便)は変わらないので、便秘ではない。尿はよくでているので、母乳をたくさん飲んでくれているのかな。
便 7〜11回/日
尿 13〜15回/日
4ヶ月目に母乳トラブル発生。
乳がカチカチになり、息子も授乳時、(出てないよ!)と泣いて怒るようになりました。
体重増加も5.5g増とかなりまずい状況なので、桶谷式の母乳外来へ。
桶谷式では、息子をみて、「桶谷先生がいたら喜びそうな、母乳の子の固太りした、とてもいい太り方をしていますね」と褒めてくれました。
その後も何度も白斑ができて辛かったですが、桶谷式のおかげでなんとか持ち直すことができました。
産院の母乳外来では取るのも一苦労していた白斑が、桶谷式ではすぐにとれて感動しました!
母乳育児 5ヶ月後〜12ヶ月後(離乳食開始〜卒乳まで)
この時期は、引き続き3時間毎の授乳を意識して、6〜8回の授乳を続け、そのうちの3回は食事の後に授乳。
0歳5ヶ月頃の9月23日に離乳食開始。とにかく、なんでもよく食べる息子。
嫌いなものは一つもなく、毎回ぱくぱくよく食べて完食したあと、乳もよく飲んでいました。
0歳10ヶ月頃 フォローアップミルクを取り入れる
授乳回数が減ったので、フォローアップミルク(アイクレオ)を取り入れました。
気に入ったようで、もっともっと!という感じの反応でした。
身長74.1cm 体重10.25kg
0歳8ヶ月頃 腱鞘炎の注射を打つ 母乳への影響は?
抱っこできないほど腱鞘炎が悪化、クリニックで注射をしてもらいました。母乳への影響を心配して先延ばしにしていましたが、ついに観念して受診。
母乳への影響は心配しなくて良いとのことで、半ば信用していないものの、注射すると数日でみるみる回復。注射してよかった!
0歳8ヶ月半頃、2回食から3回食へ移行
0歳9ヶ月頃、夜間授乳なしで朝まで眠れるようになる
夜間授乳なしで朝まで眠れるようになりました。途中で起きた時は添い寝でトントンすればすぐ眠れるようになりました。
夜間授乳をやめた初日。起きたものの、添い寝でトントンしてなんとか(時間がかかりましたが)寝ることができました。
夜間授乳をやめた翌日。起きそうだったものの、泣かずに自分で寝ることができました。
夜間授乳をやめた翌々日以降は、起きることなくよく寝ていました。
0歳10ヶ月頃 夕食後の授乳をなくす
夕食後の授乳をなくしましたが、問題ありませんでした。
その後の朝・昼の授乳は、私が授乳を忘れたり、意図的にしなかったり、フォローアップミルクにかえてみたりして、
様子を見ながら徐々に減らしていきました。
0歳11ヶ月頃、寝る前の授乳のみになる
3食後の授乳がなくても問題なさそうだったので、ついに寝る前の授乳のみになりました。
栄養面では、よく食べてはいましたが心配なのでフォローアップミルクをあげたりして色々試していました。
寝る前の授乳についても、なくても大丈夫そうだという確信がありましたが、1歳までは授乳を続けるつもりです。
0歳11ヶ月半頃 生理が再開
授乳をやめてから2〜3ヶ月で生理が再開すると聞いていましたが、徐々にやめていったからか、0歳11ヶ月半ばから生理が再開しました。
断乳(卒乳?) 1歳の誕生日をすぎてから
4月25日、1歳の誕生日をすぎてから卒乳させました。
卒乳しようと思った理由は、息子がおっぱいに執着していない・ごはんをよく食べるようになったことと、
母体のほうも、おっぱいの質が落ちた(味が薄く水みたいになってきた)気がする・おっぱいが以前より張らなくなってきた、というのがあり、
卒乳を特に急いでいた訳ではなかったのですが、タイミング的に1歳をすぎたらそろそろ卒乳なのかなと考え始めました。
そのため、1歳の誕生日を目指して、食後の授乳を段階的に減らしていきました。
初めて食事の後の授乳を無くした時は、どうなるのかな?と思っていましたが、普通に遊び始め、まったく乳に固執せず。
食後はおっぱい!と泣くことは一度もなかったです。
夜間断乳をすると母乳が作られなくなってくると知り、まずは夜間断乳から開始。
その後、朝食後の授乳をなくし、昼食後の授乳をなくし、夕食後の授乳をなくしました。
1歳の誕生日を迎えたら卒乳しようと思っていたのですが、体調を崩していたこともあり、少しすぎてからの卒乳になりました。
卒乳当日は、今日は最後の授乳にするつもりで、授乳前に話をしました。
「おっぱいにバイバイしようね」というと、何か考えた感じで、おっぱいにバイバイと手を振っていました。
最後の授乳だから好きなだけ飲んでもらい、たっぷり飲んだらそのまま寝ました。
寝顔を見ていたら、今までのいろいろなことを思い出して泣けてきました。
今までいっぱい飲んでくれてありがとうと感謝。
断乳後
夜間授乳から徐々にじっくり減らしていったからか、不思議なことに乳の出もそれに合わせて減ってきたのか、
断乳までも、断乳してからも乳が張って困ることはまったくなく、搾乳も必要なくトラブルゼロでした。
断乳翌日
断乳翌日の夕方、まさかの39.5度の発熱。断乳後初めての授乳なしで、パパのトントンで寝ました。
断乳2日後
もまだ熱があり38.2度。夜は、断乳後、初めて自分で寝かしつけをしてみました。
泣きましたが、部屋を出て5分も経たないうちに泣き止みました。10分後に姿勢を直しにいくとタイミング悪かったのか起きてしまい、
そのまま手を握らせながらトントンを15分ほど続けて寝たようでした。
断乳4日後
少しだけ抱っこして、ベッドに置くと泣いて立ち上がりましたが、おやすみと声をかけて部屋を出ると2分で泣き止みました。
すぐに寝るとはいえ、毎回泣かれて胸が痛いです。
断乳5日後
私がおやすみの挨拶をすると泣いたので胸が痛みました。パパがベッドに置いたらすぐに寝たようです。
断乳6日後
私のトントンですぐに寝ました。
断乳7日後
私が「おやすみ」をすると泣きました。パパが手を添えてトントンですぐ寝ました。
断乳10日後
今日は大丈夫、いるからねと言いながら横にしするとほとんど泣かず。
最近は大体寝かしつけ15分。
ベビーベッドの外から手を出して寝るまで手を握るか握らせています。
その後
お話しながらベッドに置くとほとんど泣かず。
寝る前はぞうさんをぎゅっとにぎりしめて離さないこともあって、いなくなるのが寂しいみたいでした。
夜中に一時的に泣いたり、パパが帰ってきた音で目が覚めたりもありましたが、
基本的にはトントンで15分以内には寝ることができて、授乳がなくても問題ないようでした。
断乳後、熱が出たのは断乳のせいか?体調が悪いので断乳の時期をずらしてあらためて断乳しようか?とも考えましたが、
その後も授乳がないことで大騒ぎすることがまったくなかったので、そのまますすめました。
断乳1ヶ月後
習慣になったのか、寝る前には泣かなくなりました。
母乳育児参考サイト
日本母乳の会
ラ・レーチェ・リーグ日本
NPO法人日本楽テーション・コンサルタント協会(JALC)
母乳育児支援ネットワーク(BSNJapan)
社団法人日本助産師協会